夢の中で会ったヘンリーさんは元気そうにPCを弄って(分解して)いた

野外食堂

 食料を目前として、我々は、大きな壁にぶち当たった。大事なものが、僕らには大事なものが足りないということに!
 今日は人生で初めてのインド・休日出勤である。昨晩からディワリという大きな祭りが始まり(昨晩は花火が上がっていた)、何でもなく外をフラフラとデジカメ片手に散歩したい衝動に駆られまくってるオレを、会社に縛り付けるとは、全くイラつかせてくれる。更にこの背景では母校である某高専でも祭りをやっているらしく、またもいまわs懐かしき戦友たちとも顔をあわせられない。昨年の休日出勤、今年のサンディエゴ旅行と見事にかぶり、いい感じでもう、俺の顔なぞ、ブラーがかかりまくっていることであろう。あ、こういうのフラストレーションって言うんですかね?
 〜中略〜
 さて、夕食なのだが、食堂ってのか(野外だけど)、メシ食う場所は明かりこそついているものの、一切の食料販売をボイコットしていやがり、何も食うものがない。しかしそんな事はお見通しらしく、先輩の食料と湯沸かし器がキラリと輝く(ちなみにオレは何も持ってきてない)。アルファ米カップラーメン、それにミソスープ。ウッヒョゥ!
 しかし湯沸かし器は、100[V]専用。我等がインディアでは標準が240[V]なもんで、そのままじゃ使えない。ちょいと探してみると、デスクの近くに変圧器が転がっていたので、んじゃ、之使いますかと。世の中案外都合よくできているもんだ。さて湯が沸くまでの間になn……フゴッ!
crow「旦那!臭い、これ焦げ臭いアルよ!」
変圧器のあたりから明らかにヤバい感じのニホイが漂う。之、面白くないね…。すばやくも電源を引っこ抜き、とりあえずホッとするが、いやはや、世の中危険がいっぱいだ。しかし湯は必要、しゃあないと緊急策としてあった、お茶のみ場のHOT WATERを利用するわれらだが、
crow「あ、そういやハシって持ってきてます?」
誰一人として首を縦に振るものはなかったのだった。