あんまり書くことがないから一寸前の話を…

そいつらを食いに来る鳥たち

 日曜日に日も沈んだ18時過ぎ、ホテルの裏でサッカーボールを蹴っていると急に明かりが消えた。また停電かと、ふとホテルを見ると、ホテル内は明かりがついている。つまりホテル周囲の電気だけが急に消えたって、つまりいやがら…ん!? よく見てみれば明かりの見える窓にびっしりと、羽のついた虫が群がっている。その数、半端ではない。確かに一度一階に泊まってたとき、明かりに群がる羽のついた虫、多分今日みたのと同じものを見かけたが…こんな多かったっけ?
 飯の時間ってのもあったし、正面の玄関へもど…ボベェッ! 玄関もあの羽の虫のラッシュにあっている。すぐに玄関、及びすぐ隣の食堂の電気が落とされる。
 ホテル内へ何とか入ると、同じくして入り込むことに成功した彼ら数匹がフラフラ飛んだりバタバタ地面でもがいたり…っていうかこいつ等、正直、気持ち悪いぞ…。玄関を振り返ると、羽とか、本体とかが、ボタボタと床に落ちている。キモチワルイ。 !!っと、そこで殺気を覚え腕を見ると、羽が落ちてハサミ虫からはさみ取り除いたようなのがオレの腕を這ってやがる…。こいつ等、羽、自分で落とすのか!
 インド、恐るべし、と思った夜だった。何なのでしょうか彼らは。