雑貨屋へ寄ったオレはPowerHouseたる栄養ドリンクっぽいものを買って

雨上がりの牛たち

 この辺で酒を飲める場所…というとやはりITPか、と、またも其処へリクシャーで行く我等。片道で本当なら24[Rs]なのに往復で250[Rs]請求されて払ってしまう我等は完全にカモだろう。いっそのこと歩いていっては?とも思うのだが、片道推定25分の距離を歩こう者などやはり私しかいないワケで、つまり却下である。「ふぅ、まったく判っていないな」、走ったらもっと早く、15分もあれば着くってのに…。
 ITPとは……よくわからんがショッピングセンターっぽいのがある場所で、その一角に例の酒の飲める店が一軒だけある。一軒だけだ。ケンタッキーだのピザハットだの、他のローカルなベジタリアン専用食堂とかイロイロあるんだが、酒が飲めるのは一軒。外見イカしたブルー〜パープルのネオンが美しいバーっぽいところも、出てくるのはコーヒーぐらいなものだろう。
 この店(名前忘れた)にて印象的なのは前々回ぐらいにいったとき、店員が日本のワインがどうのこうの言ってきて「OK, just look」だったか、なんだか、そんな風に返したところ、その店員がデカいビン持って帰ってきた事だ。問題はそのビンのラベルで、さて、何と書いてあったと思う? ちょうど私の座っている位置からではそのラベルはよく見えんで、先輩や向こうの会社の人がやたらいい反応(悪い意味での"いい")をしているのは判るのだが「う〜ん、つったってオレ酒に詳しくねぇしな…、一体どんなすごいのが出てきてるんだろう?」と疑問には思いつつも、覗く気は起こらなかった。しかしあまりに、其の、いい反応が続くもんだから、オレも気になって、ちょいと身を乗り出して覗き込んでみたところ、
「本みりん」
ほ ん み り ん。うっひょうっ! こ、之は拙者でも知ってますよ!ハイ。お料理に使うやつですね! 少し飲みますか?と店員はマジメな顔で僕らに問いかけるのであるが、ううむ…なかなかやりよるな…。(後で之は料理用だって教えてました)。
 さて、現実世界(今日)に戻って、帰りに、雑貨屋へ寄ったオレはPowerHouseたる栄養ドリンクっぽいものを買って飲んでみるのだが、さて、このマズいことマズいこと…。飲んだ後、口に広がるモワ〜ンとしたあの、独特の かほり は一体何なのでしょうか?「之、馬のエキスでも入ってるんですかね…?」とマジメに疑問に思うほどだ。250ccがこれほどキツかったのも久しぶりだね。二度と買わねぇ! ついでに、しっかりホテルに帰った後、眠くなるんだから、結局、このドリンクってナンの意味があるんだろうと、大変疑問である。気になるお値段はRedBullより1Rs安い74[Rs]。個人的に高専時代、体育祭で障害物とか景品とかでやたら出てくるNonAlcoholのRootBeerより不味い気がしたんだが、気のせいか?
 しっかし、酔ってるからか、な〜んかネガティブだな…