Dream in music box

久々に作曲しました。「オルゴールの中の夢」夢の中のオルゴールじゃなくてオルゴールの中の夢です。
実のところこの曲作るにあたっては少々面白い経緯があります。この曲の元ネタは実のところ「夢の中で」作られているのです。
2月ごろのある日、インドのホテルで明け方、そうホテルの部屋はカーテンが薄くいつも朝は眠りが浅いのですが、私は作曲をする夢を見ていました。いかんせん作曲の腕はまだまだ未熟なもので、いざ曲を作るとなると、自分で打ち込んだフレーズを何回も何回も繰り返し聞きなおしながら、ゆっくりゆっくりとしか作れません。これは私の認識するジレンマです。完成するまでにあまりに何ども聞き返さずおえないわけですから、実際に曲が完成するころには自分の作った曲に飽きてしまう(もし一回の打ち込みですべてが完成するならなんとすばらしいでしょう!自分で自分の作った曲を本当に好きになれるかもしれません)。この部分が夢の中で拡張されたらしく、私は何度も何度も夢の中で繰り返し、あるフレーズを聞きつづけました。ちょうどそのとき目覚ましがなったのも幸いでした。私は目がさめるなり、別途の隣に置かれているメモ用紙に最初の8小節を書き写すことに成功したのです!(本当は16小節だったのですが9〜12小節は1〜4小節と同じなので上出来です)
ABCA,BCDG,EFED,C-CB,A-DC,BCDG,F---,E-D-
情報量としては非常に少ないですが貴重なメモです。
とはいえ、インドで作曲用の機器もなく、しばらくはこのメモのことも忘れていました。しかし、このメモの記述は別のメモに書き写し、持ち帰ることを私は忘れていませんでした。そして、つい先週ふとこれを思い出し、時間はかかったもののようやく完成に至ったわけです。なおこのメモできた8小節とはこの曲の冒頭の8小節にあたります。
通常、作曲をする、と決めたときは一日、ないし二日目の午前中には終わらせるのですが、メモをとれたのは8小節だけなのにだらだらとあらたに付け足してよいものだろうか?これはこれで8小節(+8小節)で完結させるべきではなどと悩むところもあり、一時はオルゴール音で16小節+繰り返しのシンプルな曲にも完成しかけました。
今回の作曲で使用したのは例のごとくOtama98SoundEngineQCD Player + Lime MP3 Encorder というフリーソフトの皆様。こんな高品質なソフトウェアが無料で使用できるとはまったく改めて感激というか感謝ですね。
なお一応音源はSC-88pro