KRRISH

 本日は昨日公開したばかり話題の最新ムービー、話題の最新ヒンディー・ムービー、「KRRISH」を見てきました。ご存知のように前作は…え?ご存じない?まあ、とにかく、前作はETをパクった挙句の果ては青いシワシワのないヨーダのデカいヤツみたいのがダンスするような、とんでもない作品でしたが(オレは見てないですけど)、その続編に当たる本作はアクションムービーというのだから更に意味が判らない。
 以下、インドでどんな映画が作られ上映されているかご興味のある方々のため、ネタバレとか気にせずあらすじを書いてしまおうかと思います。興味のない方、どういう手段を使うのか知らないですが、とにかくこれから見ようという方は読まないことをお勧めします。長いし。といってもオレもヒンディーはサッパリ判らんから間違ってるやも知らん…。
 舞台はまずインド。主人公クリシュナは少年時代、学校のIQテストにて尋常でない頭のよさが発覚、一躍話題になりかける。しかし世間に知れ渡ることを恐れた母はクリシュナを連れヒマラヤの麓へ隠れるようにして住居を移す。というのも彼の父は20年前、エイリアンとコンタクトし、並外れた知力を手にし、それが故に殺されたとか(ここは前作に当たるらしいです)。ヒマラヤにて知力だけでなく運動神経もヤバいことがだんだんと判ってきた彼は、それが災いして友達がいないままヒゲが濃い年齢まですくすくと成長しました。そんなある日、パラグライダーで上空を飛ぶ人を発見、木々を飛び移りながら不時着地点にて救出。その人こそがヒロインでまあ、何かイロイロ有って主人公は恋心を抱きます。数日後、彼女はシンガポールへ帰りますが、彼の人並みはずれた身体能力に気付いたヒロインは、丁度TV局に勤めていたのもあり、彼をネタに金儲けを企みます。彼女はクリシュナに「結婚するからこっちに来なさい」と電話し、まんまとだまされたクリシュナは母の反対もそっちのけ、単身シンガポールへ乗り込みます。
 〜インターバル〜(なおここまでで1時間30分)
 シンガポールへ到着したクリシュナは、幾度となく彼女にその身体能力をTV撮影されかけますが、「目立つのはヤバス」と母の教えを思い出し何とかかわし続けます。そんなある日彼女とサーカスへ行ったところ(ここで3度目のダンスシーン)スタッフのミスでテントが炎上します。テントの中には子供が何人も取り残されている。子供置いて逃げるなんてなんて酷い親だ。助けたいクリシュナ、でも目立つのはマズい。そこで彼の目に入ったのはプラスチックかなんかでできた、割れたサーカスのマスク。すぐさま親父のお下がりのロングコートを裏返すと(裏地がマトリックスっぽいテカテカのブラック)、このマスクをして子供を助けます(なおこのマスクは着用中"皮製"に変化するお肌に優しい仕様です)。その姿がテレビ放映されますが、マスクが幸いして正体はバレません。マスクはサーカスに誘ってくれたシンガポール人の友達に、たまたまもう一度マスクをつけて暴れた際に(目撃されてしまったのもあって)プレゼント。その友人はヒーローの中の人として一躍有名になります。
 …マジ長いです。一躍有名になった友人、その表彰式にてたまたま、ついにTVに映ってしまったクリシュナ。彼を知る親父の知り合いにハケーソされます。このあたりでようやくクリシュナ君、彼女に騙されてた事に気付き腹を立てて故郷のインドへ帰ろうとしますが、親父の友人に引き止められます。親父の友人曰く、「てめえの親父はまだ生きていて悪い人に拘束されている」とのこと。どうやら親父さんは昔未来を見ることができるという機械を発明したとか何とかで、まあ、親父さん自身は、その機械で自分の未来を見て、腹を立てて壊しちゃったんですが、どうやら動作キーが親父さんそのものだったようでそれで拘束されちゃってるらしいです。丁度近日修理も完了とかで、クリシュナ君単身その敵陣へ乗り込みます。
 ナタを持った人たちに襲われたりマトリックスっぽい動きしたりイロイロしますが、とにかくその悪い人を殺して一件落着。彼女と故郷インドへ戻り、まだ生きていた親父さんが宇宙へ信号を送ってお終い(最後の信号の意味は判らん)。
 以上です。…計3時間。
 予断となりますが、このKRRISHを見て興奮したガキがどっかから飛び降りたとかっていうニュースが有ったらしいです。そういえばクリシュナ君やたらピョンピョン飛び跳ねてましたね。