まあ、インドと下痢はセットのようなものだから

ホテルにて力尽きるオレ

 下痢は治らないが、大分マシになった。まあ、インドと下痢はセットのようなものだから、之は仕方が無いのかもしれない、と、無駄やも知れぬと思いつつも今日もオレは正露丸を飲むのであった。あ、オレはあの(正露丸の)匂い嫌いじゃないですよ?
 業務時間終了後、体調も悪くなってきたし、さあ帰るべと本社を出ると、後ろから駆け足で近づいてきたインド人に声をかけられた。「キャンディング」だの「キャンディ」だのよく判らないことを言っている(四人とも意味がわからない)が、合間合間に「soft drink」等の言葉が聞こえてくるところ(他)から、「一緒にジュースでも飲もうぜ?」といってるのであろうと察する。そのままカフェへ一緒に行き、そのままコーラをおごってもらった。会話の中からTOYOTAだの日本人が好きだとか登場したが警戒心バリバリのオレには笑顔を返す余裕も少ない。飲み終わるとあっけなく釈放されたが、結局アレは何が目的だったのだろうか、と、疑うことを忘れられないオレがここにいる。後で聞いたところ、「キャンディング」之はヒンディー語だそうだ。
 業務終了後、酒を飲もうと再び騒ぎ出す先輩に
Crow「ああ、そういやオレのジン飲んでくれませんかね? アレ、オレが体調崩す前日に飲んで、しかも俺しか飲まなかったモノなんですよ。」
テストチームとして切り分けを付けねばならぬ、と力説したが、決して誰一人として首を縦に振ることは無かった。