ガリシア旅行三日目

時差ボケは残っているものの、そろそろ、マシになってきたように思える。
しかし、昨晩は酷かった...。ヴィアナドカステロを後にして、そのままスペインのビーゴを通過して...スペインのおおよそ北西の果てはアコルーニャへと向かった。その距離おおよそ250km。助手席に座ってたもので「寝るのは失礼ではないか...」と、頭では思うものの、体内時計が言うことを聞かない。あの、なんというか深夜にオフィスで、「ああコレ、実質仕事して無いよな...」的な感覚。...えっ何? 判らないだと? このリア充が! その後友人の友人の姉?がやっているレストランにいったのだが、このとき体内時計は朝の5時を指しており、腹は減っているものの食事が喉を通らない、食欲より睡眠欲が勝るという状態。半分ほどを残して、友人の友人に申し訳ない気持ちになった。
さて、今日はアコルーニャ市内を観光する予定だが、まあ、結局少し早くに起きてしまったので、ちょっと町の中を散策しつつ、朝食でも食おうかと。待ち合わせはこの町のどっかにあるオベリスコ?ってとこなんだが、それも適当に探し出そう。
好奇心に任せ適当に歩き回っていると、一寸お洒落な道を発見。進んでいったところにあった海沿に広がる綺麗な建物の一角にあるカフェで朝食。さすがに3日目となると戸惑わない。すぐそばにそこそこ大きな広場、教会...と。後で知ったところによるとどうもコレらはどうも、中心街の主要な見所だったらしく、後ですべてまわりなおす事に...。
結局集合地点のオベリスコがどこにあるかって言うより、自分がどこにいるかよく判らなくなったあたりで友人から連絡があり、近くにあったモニュメントで合流。オベリスコも実は最初の方で通過したお洒落な道のところにあり、ちゃんと眺めた記憶もあるのだが、それがそれと認識できなかったワケで。「ああ、サンタクロースぶら下がってる〜」って確かに見上げてたな、このモニュメント。
ここからこの町の北西の先端にあるヘラクレスの島へ「徒歩で」行くことに。うへえ、もう既に散々歩き回ったんだが。この塔はローマ時代だったか、そのぐらい古い時代から残る(改築はされているが)実は世界遺産に登録されたモノだったりもする。神話ではヘラクレスがどっかのオッサンの首を取って、その首の上に建てられたとか何とか。歴史的価値が重要なものなので見ごたえがあるかといえば、それは微妙なところ。
さすがに疲れたので帰りはバス使おうぜ、バス、と待つこと30分、一向にバスの来る気配が無い。ここ、港町アコルーニャの観光シーズンは圧倒的に夏。雨の多く、中途半端に寒い冬には観光用の路面電車も走らない。で、最後には元来た道を歩いて帰り、まあ予想通りその10分後ぐらいにはバスに追い抜かれたってワケだ。
その後、友人の日本語教室の友人と合流し、ハムをメインに扱っているバーで昼食。たらふくハムとサラミとトマトパン?を食い、また歩いて何箇所かお洒落な通りとか、教会とかを見てまわる。あの日本のスペインバーで見かける、お行儀よく一つ置かれているあのハムが、天井中びっしりと吊るされている光景は圧巻。あと美味しいし、安い。びっしりといえばこの町、すげえ狭い道にもびっしりと車が止められてる。どうやら駐車場不足とか、駐車場料金払いたくないとか、そういうことらしい。
アコルーニャの(昔の)写真展示会のところでハムの友達と別れ、また歩き、カフェで一服したりコンビニ入ったりして時間をつぶした後、夕食。イカのフライとかカラス貝?の茹でたヤツ、あとトルティージャを食べ本日の観光は終了。一日歩き通しで、さすがに足が痛むぜ...。