クラスについて語る

最近「トイレ」という単語の代わりに「かわや」という単語を良く使います。
まず、トイレという言葉なのですが、これは決して和製英語ではなく、(少なくともインドでは)非常に、一般的につかわれます。例えばレストランで、「レストルームは何処ですか?」と聞いた場合と「トイレは何処ですか?」と聞いた場合、このコンタクトの成功率は後者の方が高いです。ただの発音の問題かもしれません。
さて、何ゆえ「かわや」という単語を使うかという話題に戻りますところ、これはただの気まぐれによるものではなく、人間という生き物の修正を考慮に入れた理由、が存在するであります。
英語において「聞く」という言葉単語には一般的に listen, hear という二つの単語があります。これは watch, see と類似し、能動的に行動を取るのが前者(listen), 受動的なものは後者(hear)となります。置き換えるならば、ゲイの巨漢にわざわざ挑発をするのがlisten、 何もしてないけど襲われてしまうのがhearとでもなりますかね(余計わかりにくい)。まあ結局襲われたら最後、掘られてしまうのでしょうが、そうなったら慰めるよりむしろ新たな門出でも祝って上げましょう。…で?、ええっと、何の話してたっけか。そう例が悪すぎてよく判らないので話を元の次元に戻しますが、例えばオフィスにて
1.「トイレ行ってきます」、
2.「かわや行ってきます」
の二つの台詞を使ったと想定し、結果意味を理解するのか(掘られてしまうのか)、という点について考えて見ます。するとこのhear/listenの想定結果は以下の通りとなります。
1. listen:○, hear:○,
2. listen:△, hear:×
この想定結果は「かわや」という言葉があまり一般的でないということに由来します。私は最近になって多少は英語の聞き取りがマシになってきましたが、結局これは相手が何を言うのかという予測候補を、頭の中のバッファ上に展開することによってマシになるという限りで、決して耳垢を取り除いたとか、耳が数[cm]伸びたとか、そういう話ではありません。遠くから名前を急に呼ばれたところで、すぐに反応できるのはこの頭の中のバッファ内(それもすごくアクセスしやすい個所)にこれが配置されているからです。ええ、あくまで私の考えるところでは、ですが。すなわち、懸命な読者諸君はもうお分かりの通り、一般的でない単語はキャッチしづらい、無論 受動的なアクション、hear、によってはなお難しいということです。
この方法(メソッド)を利用することにより他に影響を与えることなく本当に意思を伝えたい相手とだけ、安全にやり取りを行なうことが可能です。これを隠蔽と呼びます。
なお、インドにおいては
1.「Toilet!#$%#”$#”%#$」
2・「%$#$#%”%”&%#%#%&」
となりますので、隠蔽性100%。むしろ相手に意思が伝わりません。